New Interlocking Wedge Osteotomy

Surfix Lock Plate Systemはその強固な内固定力にてHTO術後早期荷重を可能とし,良好な短期成績をあげることができた.2002年10月より2005年12月までにSurfix Lock Plateを用いたHTOは88例,92膝あり,術後は数日で部分荷重歩行を許可し,疼痛の減弱を待って全荷重を許可した.短期成績は良好であったが,より早期荷重をめざしたところ骨癒合遷延を生じた.Interlocking Wedge Osteotomyでは骨切り部内側が開大する症例があり,骨粗鬆症例およびこれらの症例で骨癒合遷延を来していた.この対策として脛骨粗面を中心に骨切りラインを斜めとした.骨...

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 57; no. 4; pp. 660 - 664
Main Authors 川村, 秀哉, 山口, 智太郎, 冨重, 治, 利光, 哲也, 土屋, 邦喜, 坂本, 央
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 25.09.2008
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Summary:Surfix Lock Plate Systemはその強固な内固定力にてHTO術後早期荷重を可能とし,良好な短期成績をあげることができた.2002年10月より2005年12月までにSurfix Lock Plateを用いたHTOは88例,92膝あり,術後は数日で部分荷重歩行を許可し,疼痛の減弱を待って全荷重を許可した.短期成績は良好であったが,より早期荷重をめざしたところ骨癒合遷延を生じた.Interlocking Wedge Osteotomyでは骨切り部内側が開大する症例があり,骨粗鬆症例およびこれらの症例で骨癒合遷延を来していた.この対策として脛骨粗面を中心に骨切りラインを斜めとした.骨切り部への荷重は分散され,骨接触面積は増大し,Plate固定により骨切り部は密着した.平成18年2月からの症例を検討したが,早期荷重しても骨癒合遷延を生じることなく経過は良好であった.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.57.660