湾曲型高周波熱凝固針を用いた腰部交感神経ブロック

アルコール注入の代わりに高周波熱凝固法を用いた腰部交感神経ブロックは,目的組織以外に影響を及ぼすことなく交感神経の遮断をより安全に施行できる方法である.さらに,湾曲型高周波熱凝固針(以下,湾曲針)を用いると,椎体腹側を走行する交感神経節や交感神経幹に,より適切に針先端露出部を誘導しやすいと考えられる. 最近われわれは,この湾曲針を用いて,合併症を伴うことなく腰部交感神経ブロックを行なっているので,その手技について紹介する....

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Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 20; no. 3; pp. 188 - 192
Main Authors 立山, 俊朗, 豊川, 秀樹, 安部, 洋一郎, 長沼, 芳和, 大瀬戸, 清茂, 塩谷, 正弘
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 15.04.2000
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Summary:アルコール注入の代わりに高周波熱凝固法を用いた腰部交感神経ブロックは,目的組織以外に影響を及ぼすことなく交感神経の遮断をより安全に施行できる方法である.さらに,湾曲型高周波熱凝固針(以下,湾曲針)を用いると,椎体腹側を走行する交感神経節や交感神経幹に,より適切に針先端露出部を誘導しやすいと考えられる. 最近われわれは,この湾曲針を用いて,合併症を伴うことなく腰部交感神経ブロックを行なっているので,その手技について紹介する.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.20.188