冠動脈バイパス術後の狭心症に対する再血行再建術の選択
1974年から1992年8月までに教室で施行したCABG 712例中, 狭心症再発によりPTCAを34例 (4.8%), 再手術 (Re-do) を11例 (1.5%) に施行した. 不安定狭心症はPTCA群で82%と多く, 症状再発時にはPTCAが選択されることが多かった. 半数が術後1年未満の再発で吻合部狭窄等のグラフト不全が原因であり, 冠動脈病変によるものは4年以後にみられた. PTCA施行部位およびRe-doのグラフトの短期開存率はおのおの86%, 92%で有意差は認められなかった. 静脈グラフトのPTCA成功率は良好だが, 中枢側吻合部の再狭窄の発生率は高くRe-doを考慮すべきで...
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Published in | 日本心臓血管外科学会雑誌 Vol. 23; no. 5; pp. 314 - 320 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
特定非営利活動法人 日本心臓血管外科学会
1994
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