再発性Fisher症候群の1例
患者は34歳,女性.既往歴として24歳時にFisher症候群を発症していた.今回,感冒後に複視で発症し歩行困難となり入院, Fisher症候群の再発と診断された.血漿交換療法により神経症状は改善し,血清中の抗GQlb抗体も低下した.しかし発症7カ月後も抗GQlb抗体は陰性化しておらず,軽度の複視の遷延化と関連している可能性が示唆された....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 91; no. 1; pp. 474 - 476 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
10.01.2002
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.91.474 |
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Summary: | 患者は34歳,女性.既往歴として24歳時にFisher症候群を発症していた.今回,感冒後に複視で発症し歩行困難となり入院, Fisher症候群の再発と診断された.血漿交換療法により神経症状は改善し,血清中の抗GQlb抗体も低下した.しかし発症7カ月後も抗GQlb抗体は陰性化しておらず,軽度の複視の遷延化と関連している可能性が示唆された. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.91.474 |