鼠径法アプローチにてKugel patchを用い修復した閉鎖孔ヘルニアの1例

鼠径法アプローチにてKugel patchを用い修復した閉鎖孔ヘルニアの1例を経験した.症例は85歳,女性.イレウスの診断にて当科紹介となった.骨盤部CT検査にて右閉鎖孔ヘルニアと診断し緊急手術を施行した.手術は低侵襲目的に鼠径法にてアプローチした.ヘルニア嵌頓を解除した後,ヘルニア門はKugel patchにて閉鎖した.本法は低侵襲で,他のヘルニアも予防でき非常に有用な治療法であると考えられた....

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Published in日本臨床外科学会雑誌 Vol. 67; no. 4; pp. 924 - 927
Main Authors 中島, 真太郎, 水沼, 和之, 中塚, 博文, 藤高, 嗣生
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床外科学会 25.04.2006
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ISSN1345-2843
1882-5133
DOI10.3919/jjsa.67.924

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Summary:鼠径法アプローチにてKugel patchを用い修復した閉鎖孔ヘルニアの1例を経験した.症例は85歳,女性.イレウスの診断にて当科紹介となった.骨盤部CT検査にて右閉鎖孔ヘルニアと診断し緊急手術を施行した.手術は低侵襲目的に鼠径法にてアプローチした.ヘルニア嵌頓を解除した後,ヘルニア門はKugel patchにて閉鎖した.本法は低侵襲で,他のヘルニアも予防でき非常に有用な治療法であると考えられた.
ISSN:1345-2843
1882-5133
DOI:10.3919/jjsa.67.924