フェールセーフデバイスによる保安装置の開発 : 国際安全規格対応信号装置のディペンダビリティ評価検討委員会活動報告

ダイナミックな信号処理によりフェールセーフを確保するフェールセーフ論理素子を用いた,鉄道信号用ユニット連動装置のディペンダビリティ水準について,日本信頼性学会の第2種研究会で詳細に審議を行ってきた.本論文はその検討結果について報告するものである.対象の連動装置は,軌道回路毎に一つユニットを割当てて,各ユニット間を駅構内の配線通りに接続することにより要求機能が実現できる新たな概念の連動装置である.ユニットは,分岐路のない軌道回路に割当てる直線用ユニットと,分岐路を含む軌道回路に割当てる分岐用ユニットの2種類である.委員会では,コンセプトの有効性と共に,安全性,信頼性,保全性が妥当であることを確認...

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Published in日本信頼性学会誌 信頼性 Vol. 24; no. 2; pp. 147 - 154
Main Authors 坂井, 正善, 白井, 稔人, 中村, 英夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本信頼性学会 2002
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Summary:ダイナミックな信号処理によりフェールセーフを確保するフェールセーフ論理素子を用いた,鉄道信号用ユニット連動装置のディペンダビリティ水準について,日本信頼性学会の第2種研究会で詳細に審議を行ってきた.本論文はその検討結果について報告するものである.対象の連動装置は,軌道回路毎に一つユニットを割当てて,各ユニット間を駅構内の配線通りに接続することにより要求機能が実現できる新たな概念の連動装置である.ユニットは,分岐路のない軌道回路に割当てる直線用ユニットと,分岐路を含む軌道回路に割当てる分岐用ユニットの2種類である.委員会では,コンセプトの有効性と共に,安全性,信頼性,保全性が妥当であることを確認した.
ISSN:0919-2697
2424-2543
DOI:10.11348/reajshinrai.24.2_147