環境試料中の1, 2, 5, 6, 9, 10-ヘキサブロモシクロドデカンの分析

水質, 底質, 生物中のヘキサブロモシクロドデカンをGC/MS-EI法により定量する方法を開発した。水質試料は固相抽出後, Florisilでクリーンアップして測定した。底質試料はアセトンで抽出後, 硫酸洗浄とFlorisilでクリーンアップ, 又, 生物試料はアセトニトリルで抽出し, 脂質を除去して硫酸洗浄とFlorisil及びSilicagelでクリーンアップして測定した。添加回収結果は, 水質試料で77~88%, 底質試料で70%, 生物試料で75%であった。検出下限は, 水質で0.087μg/l, 底質で23μg/kg, 生物で7.1μg/kgであった。 なお, 本研究は平成14及び1...

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Published in環境化学 Vol. 15; no. 3; pp. 561 - 568
Main Authors 棚田, 京子, 門上, 希和夫
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 一般社団法人 日本環境化学会 2005
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Summary:水質, 底質, 生物中のヘキサブロモシクロドデカンをGC/MS-EI法により定量する方法を開発した。水質試料は固相抽出後, Florisilでクリーンアップして測定した。底質試料はアセトンで抽出後, 硫酸洗浄とFlorisilでクリーンアップ, 又, 生物試料はアセトニトリルで抽出し, 脂質を除去して硫酸洗浄とFlorisil及びSilicagelでクリーンアップして測定した。添加回収結果は, 水質試料で77~88%, 底質試料で70%, 生物試料で75%であった。検出下限は, 水質で0.087μg/l, 底質で23μg/kg, 生物で7.1μg/kgであった。 なお, 本研究は平成14及び15年度の化学物質分析法開発調査として, 環境省の委託を受けて実施したものである。
ISSN:0917-2408
1882-5818
DOI:10.5985/jec.15.561