室内環境中のホルムアルデヒド簡易測定法の信頼性評価

室内環境中のホルムアルデヒドの簡易測定法の信頼性を評価する目的で, 現在用いられている簡易測定法とアクティブ法との比較を行った。その結果, 検知管法, 吸光光度法, 試験紙光電光度法とアクティブ法とには, それぞれ良好な相関が得られ, 測定値も一致したことから実用性が認められた。但し, 検知管の場合については, アセトン類等の共存物質の影響に注意を払う必要がある。また, 検知紙法は定性的かつ簡易な方法であり, スクリーニング方法の一つとしての実用性が認められた。...

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Published in環境化学 Vol. 15; no. 4; pp. 871 - 877
Main Authors 森, 康明, 鈴木, 孝治, 長谷川, 一夫, 辻, 清美, 仲野, 富美, 伏脇, 裕一
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 一般社団法人 日本環境化学会 2005
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ISSN0917-2408
1882-5818
DOI10.5985/jec.15.871

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Summary:室内環境中のホルムアルデヒドの簡易測定法の信頼性を評価する目的で, 現在用いられている簡易測定法とアクティブ法との比較を行った。その結果, 検知管法, 吸光光度法, 試験紙光電光度法とアクティブ法とには, それぞれ良好な相関が得られ, 測定値も一致したことから実用性が認められた。但し, 検知管の場合については, アセトン類等の共存物質の影響に注意を払う必要がある。また, 検知紙法は定性的かつ簡易な方法であり, スクリーニング方法の一つとしての実用性が認められた。
ISSN:0917-2408
1882-5818
DOI:10.5985/jec.15.871