SJM弁の非侵襲的評価とその問題点
SJM弁を用い弁置換を行った症例を対象として各種非侵襲的評価法を試みた。超音波検査法としてMモード, 断層, パルスドプラー, カラードプラー, 連続波ドプラーを行った。問題点として弁葉の多重エコー, ビームと血流方向があげられた。人工弁のスペクトル分析の際, 心音マイクロフォンが一般的に用いられている。しかし高い周波数の収録には無理があり, そこで通常のマイクを用い胸壁より10cm離したとこで収録した。この結果, 高域成分を外部の影響に容易に収録可能であり今後の弁の管理法として期待される。SJM弁では二葉が各々別なスペクトルを有するため, 分析に際しては情報量指数を参考とするなどしてサンプリ...
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Published in | 人工臓器 Vol. 16; no. 1; pp. 306 - 309 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本人工臓器学会
1987
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Summary: | SJM弁を用い弁置換を行った症例を対象として各種非侵襲的評価法を試みた。超音波検査法としてMモード, 断層, パルスドプラー, カラードプラー, 連続波ドプラーを行った。問題点として弁葉の多重エコー, ビームと血流方向があげられた。人工弁のスペクトル分析の際, 心音マイクロフォンが一般的に用いられている。しかし高い周波数の収録には無理があり, そこで通常のマイクを用い胸壁より10cm離したとこで収録した。この結果, 高域成分を外部の影響に容易に収録可能であり今後の弁の管理法として期待される。SJM弁では二葉が各々別なスペクトルを有するため, 分析に際しては情報量指数を参考とするなどしてサンプリングの時間帯を決定してやる必要がある。 |
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ISSN: | 0300-0818 1883-6097 |
DOI: | 10.11392/jsao1972.16.306 |