三尖弁位における各種人工弁の水力学的検討
現在三尖弁位の代用弁置換術に関しては、代用弁選択の面で問題の多いところであり、そこで今回、我々は三尖弁位に診ける代用弁の選択にあたり、代用弁の拍動流下水力学的特性を実験した。 拍動流下洞調律時では拍出量は各種代用弁に有意な差は認められなかったが圧較差は生体弁は機械弁に比べて高値を示し有効弁口面積に関してはSJM弁が最大となった。心房細動時では洞調律と比較してSJM弁は有効弁口面積で約10%以下の減少で最も少なく、最も優れた結果となった。...
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Published in | 人工臓器 Vol. 18; no. 2; pp. 727 - 730 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本人工臓器学会
1989
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0300-0818 1883-6097 |
DOI | 10.11392/jsao1972.18.727 |
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Summary: | 現在三尖弁位の代用弁置換術に関しては、代用弁選択の面で問題の多いところであり、そこで今回、我々は三尖弁位に診ける代用弁の選択にあたり、代用弁の拍動流下水力学的特性を実験した。 拍動流下洞調律時では拍出量は各種代用弁に有意な差は認められなかったが圧較差は生体弁は機械弁に比べて高値を示し有効弁口面積に関してはSJM弁が最大となった。心房細動時では洞調律と比較してSJM弁は有効弁口面積で約10%以下の減少で最も少なく、最も優れた結果となった。 |
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ISSN: | 0300-0818 1883-6097 |
DOI: | 10.11392/jsao1972.18.727 |