大規模で多様なバイオデータ管理・解析のためのSnowflakeデータウェアハウス

次世代シーケンシング技術の進歩に伴い、ゲノムデータの生成速度は急速に増加しており、さらにバイオデータの多様性も加わり、その管理と解析が現代の研究者にとって重要な課題となっている。本稿では、大規模かつ多様なバイオデータ解析におけるクラウドデータウェアハウスの利用方法を詳細に論じ、特にSnowflakeを用いたデータ管理および解析のフレームワークを提案する。また、疾患バリアント解析やin silico創薬の具体例を通じて、その利便性と効果を示す。Snowflakeの導入によって、研究者は多様なバイオデータを効率的に管理・解析し、統合的な解析を通じて新たな生物学的知見を得ることが可能となる。これらの...

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Published inJSBi Bioinformatics Review Vol. 5; no. 2; pp. 35 - 43
Main Author 是枝, 達也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本バイオインフォマティクス学会 2024
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Summary:次世代シーケンシング技術の進歩に伴い、ゲノムデータの生成速度は急速に増加しており、さらにバイオデータの多様性も加わり、その管理と解析が現代の研究者にとって重要な課題となっている。本稿では、大規模かつ多様なバイオデータ解析におけるクラウドデータウェアハウスの利用方法を詳細に論じ、特にSnowflakeを用いたデータ管理および解析のフレームワークを提案する。また、疾患バリアント解析やin silico創薬の具体例を通じて、その利便性と効果を示す。Snowflakeの導入によって、研究者は多様なバイオデータを効率的に管理・解析し、統合的な解析を通じて新たな生物学的知見を得ることが可能となる。これらの具体的な手法や応用事例を通じて、バイオインフォマティクス分野の研究進展を加速させることを目指す。
ISSN:2435-7022
DOI:10.11234/jsbibr.2024.primer2