Hybrid assistive limb(HAL)医療用下肢タイプを使用した治療により歩行能力改善を認めた球脊髄性筋萎縮症の1例

症例は64歳男性.2014年に球脊髄性筋萎縮症(spinal and bulbar muscular atrophy; SBMA)と診断され,2017年よりhybrid assistive limb(HAL)医療用下肢タイプを使用した治療を開始した.2クール施行したところ,治療前後で2分間歩行距離,歩行速度,Timed Up & Go Testのいずれの評価項目においても改善を認めた.HAL医療用下肢タイプを使用した治療はSBMA患者の歩行能力の改善および維持に有効である可能性があり,引き続き長期的な観察を行っていく....

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Published in臨床神経学 Vol. 59; no. 3; pp. 157 - 159
Main Authors 水井, 大介, 中井, 良幸, 金井, 雅裕, 山口, 啓二, 岡田, 弘明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本神経学会 2019
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ISSN0009-918X
1882-0654
DOI10.5692/clinicalneurol.cn-001223

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Summary:症例は64歳男性.2014年に球脊髄性筋萎縮症(spinal and bulbar muscular atrophy; SBMA)と診断され,2017年よりhybrid assistive limb(HAL)医療用下肢タイプを使用した治療を開始した.2クール施行したところ,治療前後で2分間歩行距離,歩行速度,Timed Up & Go Testのいずれの評価項目においても改善を認めた.HAL医療用下肢タイプを使用した治療はSBMA患者の歩行能力の改善および維持に有効である可能性があり,引き続き長期的な観察を行っていく.
ISSN:0009-918X
1882-0654
DOI:10.5692/clinicalneurol.cn-001223