外切開を要した深頸部膿瘍の2例
ガス産生菌による深頸部膿瘍で、緊急気管切開と頸部外切開を要した2症例を経験した。ともに扁桃炎として耳鼻咽喉科で保存的に治療中であったが、炎症が舌骨下まで急速に波及した。症例1は基礎疾患がなく、縦隔洞炎を併発していた。症例2には未治療の糖尿病があった。いずれも良好な経過を得た。起炎菌は2例ともPeptostreptococcusであった。診断と治療方針の決定および治療効果判定にはCTが有用であった。...
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Published in | 耳鼻と臨床 Vol. 46; no. 4Supplement3; pp. S130 - S133 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
耳鼻と臨床会
2000
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0447-7227 2185-1034 |
DOI | 10.11334/jibi1954.46.4Supplement3_S130 |
Cover
Summary: | ガス産生菌による深頸部膿瘍で、緊急気管切開と頸部外切開を要した2症例を経験した。ともに扁桃炎として耳鼻咽喉科で保存的に治療中であったが、炎症が舌骨下まで急速に波及した。症例1は基礎疾患がなく、縦隔洞炎を併発していた。症例2には未治療の糖尿病があった。いずれも良好な経過を得た。起炎菌は2例ともPeptostreptococcusであった。診断と治療方針の決定および治療効果判定にはCTが有用であった。 |
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ISSN: | 0447-7227 2185-1034 |
DOI: | 10.11334/jibi1954.46.4Supplement3_S130 |