直腸切断術中7回にわたり冠スパズムを起こした1症例
我々は直腸切断術中, 7回にわたり冠スパズムと思われる発作を起こした症例を経験した. 麻酔は全身麻酔と硬膜外麻酔とを併用したが, 術中, 突然心電図上STの上昇とQRSの幅の拡大がみられた. その後も同様な発作が6回起こった. 冠スパズムの発生を疑い, その都度Ca拮抗薬を使用したが有効であった....
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Published in | 日本臨床麻酔学会誌 Vol. 9; no. 5; pp. 426 - 430 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本臨床麻酔学会
1989
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0285-4945 1349-9149 |
DOI | 10.2199/jjsca.9.426 |
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Summary: | 我々は直腸切断術中, 7回にわたり冠スパズムと思われる発作を起こした症例を経験した. 麻酔は全身麻酔と硬膜外麻酔とを併用したが, 術中, 突然心電図上STの上昇とQRSの幅の拡大がみられた. その後も同様な発作が6回起こった. 冠スパズムの発生を疑い, その都度Ca拮抗薬を使用したが有効であった. |
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ISSN: | 0285-4945 1349-9149 |
DOI: | 10.2199/jjsca.9.426 |