脳死判定における無呼吸テストの意義

厚生省科学研究費による脳死に関する委員会によって1985年12月に出された「脳死の判定指針および判定基準」(厚生省基準) にしたがい2例の患者の脳死判定を試みた. 第1例 (1次性脳障害) では問題なく脳死判定が行われたが第2例 (2次性脳障害) では無呼吸テスト中急速にPO2が低下しテストを中止した. 本論文ではこれらの2症例を報告し, 無呼吸テストの意義につき考察する....

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Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 8; no. 3; pp. 279 - 283
Main Authors 新井, 達潤, 浜見, 原, 多保, 悦夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床麻酔学会 1988
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Summary:厚生省科学研究費による脳死に関する委員会によって1985年12月に出された「脳死の判定指針および判定基準」(厚生省基準) にしたがい2例の患者の脳死判定を試みた. 第1例 (1次性脳障害) では問題なく脳死判定が行われたが第2例 (2次性脳障害) では無呼吸テスト中急速にPO2が低下しテストを中止した. 本論文ではこれらの2症例を報告し, 無呼吸テストの意義につき考察する.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.8.279