Fission Track法のためのTrack計数法の比較

核分裂飛跡法ではトラックの計数は顕微鏡下に肉眼で行われているが, 多くの試料を処理する際は目の疲労度が高く, 計数誤差も発生しやすく, また実験時間も長くなる。そこで, フィッショントラック法におけるトラック計数の精度を増し, 省力化することを目的として本実験を行った。その結果, 次の結論を得た。 (1) 肉眼で計数する従来の方法に写真法を併用する方法が最も優れていた。 (2) 自動計数装置を自作して比較したが, 現時点では構造上の問題から実用には適さなかった。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inRADIOISOTOPES Vol. 47; no. 8; pp. 611 - 616
Main Authors 森脇, 一成, 新福, 泰弘, 牧村, 正治
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本アイソトープ協会 1998
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:核分裂飛跡法ではトラックの計数は顕微鏡下に肉眼で行われているが, 多くの試料を処理する際は目の疲労度が高く, 計数誤差も発生しやすく, また実験時間も長くなる。そこで, フィッショントラック法におけるトラック計数の精度を増し, 省力化することを目的として本実験を行った。その結果, 次の結論を得た。 (1) 肉眼で計数する従来の方法に写真法を併用する方法が最も優れていた。 (2) 自動計数装置を自作して比較したが, 現時点では構造上の問題から実用には適さなかった。
ISSN:0033-8303
1884-4111
DOI:10.3769/radioisotopes.47.611