指尖脈波Plethysmography

脈波の分析および測定の実際について, 綜説的に述べた。脈波は皮膚循環において動態面をとらえる手がかりとなるが, 心臓大動脈における利用が多くを占めている。皮膚表層部の血行状態を考える時, 今までの心疾患, 大動脈疾患における分析では不都合なことが多いので数値による分析を試みた。しかし皮膚微小血管, 静脈をとらえることを目的とする時, 動脈の状態が強くあらわれるため, 今後適切な負荷の必要を痛感する....

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Published in皮膚 Vol. 15; no. 3; pp. 194 - 198
Main Author 梅川, 徳太郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本皮膚科学会大阪地方会 1973
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Summary:脈波の分析および測定の実際について, 綜説的に述べた。脈波は皮膚循環において動態面をとらえる手がかりとなるが, 心臓大動脈における利用が多くを占めている。皮膚表層部の血行状態を考える時, 今までの心疾患, 大動脈疾患における分析では不都合なことが多いので数値による分析を試みた。しかし皮膚微小血管, 静脈をとらえることを目的とする時, 動脈の状態が強くあらわれるため, 今後適切な負荷の必要を痛感する.
ISSN:0018-1390
1884-541X
DOI:10.11340/skinresearch1959.15.194