年齢層別にみるブレンディッド型大学通信教育の実践と評価
本稿では,大学の通信教育課程においてe-learningと集中講義を合わせたブレンディッド型講義を実施し,e-learningにおけるテスト成績とアンケート評価,及び集中講義終了時の最終成績を年齢層別に分析することで,その効果を検討した.その結果,いずれの年齢層の受講者もブレンディッド型講義受講で学習を進めることが可能であったが,とりわけ40歳以上の高年齢層は,e-learningの成績が良好であった.これは,高年齢層のビデオ講義視聴の回数が多いことから,複数回の視聴によって理解不十分な点を克服しながら学習を行ったためであると考えられた....
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Published in | 日本教育工学会論文誌 Vol. 31; no. Suppl.; pp. 113 - 116 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本教育工学会
2008
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Subjects | |
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Summary: | 本稿では,大学の通信教育課程においてe-learningと集中講義を合わせたブレンディッド型講義を実施し,e-learningにおけるテスト成績とアンケート評価,及び集中講義終了時の最終成績を年齢層別に分析することで,その効果を検討した.その結果,いずれの年齢層の受講者もブレンディッド型講義受講で学習を進めることが可能であったが,とりわけ40歳以上の高年齢層は,e-learningの成績が良好であった.これは,高年齢層のビデオ講義視聴の回数が多いことから,複数回の視聴によって理解不十分な点を克服しながら学習を行ったためであると考えられた. |
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ISSN: | 1349-8290 2189-6453 |
DOI: | 10.15077/jjet.KJ00004964361 |