オキナワトゲネズミ(Tokudaia muenninki)のロードキル初記録

沖縄島北部で,オキナワトゲネズミ(Tokudaia muenninki)のロードキル個体を初めて発見した.当該個体は,西銘岳の南部を東西に横断する林道上で,2023年5月17日に発見された.今後,本種の分布が沖縄島北部の森林を横断する沖縄県道2号線以南に拡大する場合,さらにロードキルが発生する可能性がある.本種の分布を注意深くモニタリングし,ロードキル防止のための注意喚起や対策の検討を始める必要がある....

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Published in哺乳類科学 Vol. 64; no. 2; pp. 227 - 232
Main Authors 丸田, 裕介, 中谷, 裕美子, 長嶺, 隆, 金城, 道男, 髙橋, 弓子, 大沼, 学, 石川, 伊智子, 椎野, 風香, 中田, 勝士, 小高, 信彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本哺乳類学会 2024
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Summary:沖縄島北部で,オキナワトゲネズミ(Tokudaia muenninki)のロードキル個体を初めて発見した.当該個体は,西銘岳の南部を東西に横断する林道上で,2023年5月17日に発見された.今後,本種の分布が沖縄島北部の森林を横断する沖縄県道2号線以南に拡大する場合,さらにロードキルが発生する可能性がある.本種の分布を注意深くモニタリングし,ロードキル防止のための注意喚起や対策の検討を始める必要がある.
ISSN:0385-437X
1881-526X
DOI:10.11238/mammalianscience.64.227