小児科領域におけるBRL 25000 (Clavulanic acid-Amoxicillin) 粒の基礎的・臨床的検討

英国ビーチャム社で開発されたBRL 25000は, Amoxicillin (AMPC)と, β-Lactamase阻害剤であるPotassium clavulanate (CVA) との2:1の配合剤である。CVA配合により, β-Lactamase産生菌に対して, AMPC単独投与より優れた抗菌力を持つとされている1)。成人領域における使用成績はすでに報告されており, 良い結果が得られている2)。幼若動物に対する急性・亜急性毒性試験が行われ, 安全性が確認された。 ここでは小児科領域におけるBRL 25000粒投与例について検討を行つたので, その成績を報告する。...

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Published inThe Japanese Journal of Antibiotics Vol. 38; no. 2; pp. 269 - 286
Main Authors 目黒, 英典, 益子, 仁, 有益, 修, 藤井, 良知, 篠崎, 立彦, 岡本, 義明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本感染症医薬品協会 1985
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Summary:英国ビーチャム社で開発されたBRL 25000は, Amoxicillin (AMPC)と, β-Lactamase阻害剤であるPotassium clavulanate (CVA) との2:1の配合剤である。CVA配合により, β-Lactamase産生菌に対して, AMPC単独投与より優れた抗菌力を持つとされている1)。成人領域における使用成績はすでに報告されており, 良い結果が得られている2)。幼若動物に対する急性・亜急性毒性試験が行われ, 安全性が確認された。 ここでは小児科領域におけるBRL 25000粒投与例について検討を行つたので, その成績を報告する。
ISSN:0368-2781
2186-5477
DOI:10.11553/antibiotics1968b.38.269