Voxel based morphometry(VBM)の基本的概念と支援ソフトBAADの有用性の検討

脳の形状を客観的に評価することは有用である.最新のSPMにDARTELが標準装備されるようになり,以前では困難であった高齢者のvoxel based morphometry(VBM)の精度が格段に改善された.しかしながら,VBMの解析にはいくつかの問題点や注意点があり,もっと簡単に解析したいと考えている研究者は少なくないと思われる.そこでわれわれはVBM支援ソフトであるBAAD(Brain Anatomical Analysis using DARTEL)を作製し,一般ユーザに配布することにした.このシンポジウムでは,VBMの基本的な原理を解説するとともにBAADとVSRADの違いに関して説明...

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Published in臨床神経学 Vol. 53; no. 11; pp. 1091 - 1093
Main Author 椎野, 顯彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本神経学会 2013
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ISSN0009-918X
1882-0654
DOI10.5692/clinicalneurol.53.1091

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Summary:脳の形状を客観的に評価することは有用である.最新のSPMにDARTELが標準装備されるようになり,以前では困難であった高齢者のvoxel based morphometry(VBM)の精度が格段に改善された.しかしながら,VBMの解析にはいくつかの問題点や注意点があり,もっと簡単に解析したいと考えている研究者は少なくないと思われる.そこでわれわれはVBM支援ソフトであるBAAD(Brain Anatomical Analysis using DARTEL)を作製し,一般ユーザに配布することにした.このシンポジウムでは,VBMの基本的な原理を解説するとともにBAADとVSRADの違いに関して説明する.
ISSN:0009-918X
1882-0654
DOI:10.5692/clinicalneurol.53.1091