有機半導体放射線検出器の開発
高いエネルギー分解能をもつ無機半導体放射線検出器は,素粒子・原子核実験などの分野で使用されているが,高純度な単結晶構造を必要とし柔軟性がなく高価で大型化が難しい。本研究は,結晶構造をもたない有機材料に着目した新しい放射線検出器の開発を行った。放射線感度を高めるために,n型半導体の性質をもつ二酸化チタンを混合して有機無機ハイブリッドセンサを試作した。本論文では,二酸化チタンの含有量や粒子径の違いによるセンサ性能への影響や特徴について述べる。...
Saved in:
Published in | RADIOISOTOPES Vol. 73; no. 1; pp. 1 - 8 |
---|---|
Main Authors | , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本アイソトープ協会
15.03.2023
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0033-8303 1884-4111 |
DOI | 10.3769/radioisotopes.73.1 |
Cover
Summary: | 高いエネルギー分解能をもつ無機半導体放射線検出器は,素粒子・原子核実験などの分野で使用されているが,高純度な単結晶構造を必要とし柔軟性がなく高価で大型化が難しい。本研究は,結晶構造をもたない有機材料に着目した新しい放射線検出器の開発を行った。放射線感度を高めるために,n型半導体の性質をもつ二酸化チタンを混合して有機無機ハイブリッドセンサを試作した。本論文では,二酸化チタンの含有量や粒子径の違いによるセンサ性能への影響や特徴について述べる。 |
---|---|
ISSN: | 0033-8303 1884-4111 |
DOI: | 10.3769/radioisotopes.73.1 |