講演概要 軌陸BH(4頭TT)による道床突き固め計画支援システムの実装検討

当社では,線路設備モニタリング装置により,軌道状態を把握・分析し,最適な時期・方法により修繕を行うCBMを推進している.CBMでは分析結果に基づく最適な保守計画の策定が重要であり,当社では高頻度データを基にMTTの施工計画を作成する「MTT保守計画策定支援システム」を活用し,年間計画の軸となる軌道整備計画を策定している.一方,MTT以外の工種による軌道整備計画においても高頻度データを活用しているものの,その計画を支援するシステムは未開発であった.そこで,MTT保守計画策定支援システムを補完することを目的に開発した「4頭TT保守計画策定支援システム」の試行を複数の保線技術センターを対象に実施した...

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Published in鉄道工学シンポジウム論文集 Vol. 28; no. 1; pp. 1 - 4
Main Authors 杉山, 祐耶, 内藤, 悠太, 昆野, 修平, 斎藤, 典孝, 斉藤, 大樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 構造工学委員会 鉄道工学連絡小委員会 2024
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ISSN2759-1492
DOI10.11532/railwayengineering.28.1_1

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Summary:当社では,線路設備モニタリング装置により,軌道状態を把握・分析し,最適な時期・方法により修繕を行うCBMを推進している.CBMでは分析結果に基づく最適な保守計画の策定が重要であり,当社では高頻度データを基にMTTの施工計画を作成する「MTT保守計画策定支援システム」を活用し,年間計画の軸となる軌道整備計画を策定している.一方,MTT以外の工種による軌道整備計画においても高頻度データを活用しているものの,その計画を支援するシステムは未開発であった.そこで,MTT保守計画策定支援システムを補完することを目的に開発した「4頭TT保守計画策定支援システム」の試行を複数の保線技術センターを対象に実施したところ,妥当性の高いシステムであるという結果が得られ,保守線区に応じた実装方法について提言することができた.
ISSN:2759-1492
DOI:10.11532/railwayengineering.28.1_1