PCR-マイクロサテライト不安定アッセイ (MIA) を用いた慢性骨髄性白血病の急性転化における遺伝子の不安定性の解析

遺伝子の不安定性の解析法であるPCR-MIAを用いて急性転化へと進展した16例のCMLを解析した. 56.3%の急性転化例に五つ中二つ以上のマイクロサテライトに変化がみられ, DNA複製・修復の障害(RER+) を有すると判定した. ここに示したCML急性転化における高頻度のマイクロサテライトの変化は, 急性転化への進展の機構に関与する重要な変化であると考えられた....

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Published in生物物理化学 Vol. 39; no. 1; pp. 19 - 23
Main Authors 和田, 知益, 塩谷, 茂, 内田, 豊昭, 大谷, 英樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本電気泳動学会 15.02.1995
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Summary:遺伝子の不安定性の解析法であるPCR-MIAを用いて急性転化へと進展した16例のCMLを解析した. 56.3%の急性転化例に五つ中二つ以上のマイクロサテライトに変化がみられ, DNA複製・修復の障害(RER+) を有すると判定した. ここに示したCML急性転化における高頻度のマイクロサテライトの変化は, 急性転化への進展の機構に関与する重要な変化であると考えられた.
ISSN:0031-9082
1349-9785
DOI:10.2198/sbk.39.19