ジアミン硬化エポキシ樹脂の動的粘弾性
脂肪族および芳香族ジアミンで橋かけしたエポキシ樹脂の動的粘弾性について検討した。ゴム状態式から得られるフロント係数 (φ) はジアミン分子の2個のアミノ基間の炭素原子数が少なくなるほど大きくなった。そして, その程度は芳香族アミンのほうが脂肪族アミンより大きい。また, ガラス転移温度 (Tg) とゴム状態式から得られる橋かけ点間分子量 (Mc) との間にはフロント係数を考慮した場合に良い相関性が認められた。...
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Published in | 高分子化學 Vol. 30; no. 337; pp. 279 - 282 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 高分子学会
1973
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0023-2556 1884-8079 |
DOI | 10.1295/koron1944.30.279 |
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Summary: | 脂肪族および芳香族ジアミンで橋かけしたエポキシ樹脂の動的粘弾性について検討した。ゴム状態式から得られるフロント係数 (φ) はジアミン分子の2個のアミノ基間の炭素原子数が少なくなるほど大きくなった。そして, その程度は芳香族アミンのほうが脂肪族アミンより大きい。また, ガラス転移温度 (Tg) とゴム状態式から得られる橋かけ点間分子量 (Mc) との間にはフロント係数を考慮した場合に良い相関性が認められた。 |
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ISSN: | 0023-2556 1884-8079 |
DOI: | 10.1295/koron1944.30.279 |