1945年9月に発生した広島県丸石川土石流災害について

1945 (昭和20) 年9月に発生した就崎台風は, 弱体化した国土に多大な大被害をもたらした.なかでも広島県佐伯郡大野町の丸石川で発生した土石流は, 延べ156名という死者をもたらした.しかしながら終戦直後の混乱期に起った丸石川土石流災害は, その実態はあまり明らかにされていない. 本論は, 文献及び現地調査, 聞き取り調査等によりこの土石流災害の実態と特徴を明らかにし, 併せて海域の漁業への影響について検証を行った....

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Published in土木史研究 Vol. 22; pp. 191 - 195
Main Author 石川, 大輔
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 2002
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ISSN0916-7293
1884-8141
DOI10.2208/journalhs1990.22.191

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Summary:1945 (昭和20) 年9月に発生した就崎台風は, 弱体化した国土に多大な大被害をもたらした.なかでも広島県佐伯郡大野町の丸石川で発生した土石流は, 延べ156名という死者をもたらした.しかしながら終戦直後の混乱期に起った丸石川土石流災害は, その実態はあまり明らかにされていない. 本論は, 文献及び現地調査, 聞き取り調査等によりこの土石流災害の実態と特徴を明らかにし, 併せて海域の漁業への影響について検証を行った.
ISSN:0916-7293
1884-8141
DOI:10.2208/journalhs1990.22.191