金属系大学院教育に関する構想
金属に関する科学技術の進展と生産の向上をはかるため, 本会では昭和42年「教育に関する委員会」を設置, 以来大学教育とくに金属系大学院教育のあり方について検討をつづけてきた. すなわち, 春秋大会の際教育に関する委員会シンポジウムを開催し, 国内および欧米各国の大学院カリキュラムなどの紹介と質疑応答を行ない, あるいはまた, 周辺科学の主要研究所の見学を実施するとともに, 同研究所における大学院卒の若い研究者との意見の交換を行なうなどデータの集積に努めてきたが, 46年いよいよ構想案の作成に着手し小委員会等を設けて想を練り, 起草すると共に, 本委員会において検討を行ない, なお数次にわたって...
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Published in | 日本金属学会会報 Vol. 11; no. 10; pp. 739 - 743 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
社団法人 日本金属学会
1972
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ISSN | 0021-4426 1884-5835 |
DOI | 10.2320/materia1962.11.739 |
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Summary: | 金属に関する科学技術の進展と生産の向上をはかるため, 本会では昭和42年「教育に関する委員会」を設置, 以来大学教育とくに金属系大学院教育のあり方について検討をつづけてきた. すなわち, 春秋大会の際教育に関する委員会シンポジウムを開催し, 国内および欧米各国の大学院カリキュラムなどの紹介と質疑応答を行ない, あるいはまた, 周辺科学の主要研究所の見学を実施するとともに, 同研究所における大学院卒の若い研究者との意見の交換を行なうなどデータの集積に努めてきたが, 46年いよいよ構想案の作成に着手し小委員会等を設けて想を練り, 起草すると共に, 本委員会において検討を行ない, なお数次にわたって全国の大学, 研究所および産業界各社の修士, 博士の若手研究者との討論会を開催, 本構想案に対する批判と意見を求め, さらに審議の上, ここに「金属系大学院教育に関する構想」を確立した. ついては, 大学教育改革の緊急を要する折柄, 早急に本構想を関係各機関に対して提言することとした. そこで, まず本会報によって, 本会教育に関する委員会活動の成果として会員各位に報告すると同時にご高見を伺う次第である |
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ISSN: | 0021-4426 1884-5835 |
DOI: | 10.2320/materia1962.11.739 |