第7回全国核医学診療実態調査報告書

日本アイソトープ協会では1982年から5年ごとに専門委員会を設けて全国核医学診療実態調査を行っており,今回,第7回アンケート調査を2012年6月に行った。年間推定件数はPET検査を除くインビボ検査が約115万件で,前回2007年より19%減少した。インビボ検査で最も多かったのは前回同様,骨シンチグラフィであり,心筋,脳血流がそれに続いた。PET検査は約58万件と前回より40%増加したが,デリバリーによるFDG-PET検査の増加によるところが大きかった。非密封RI治療は骨転移性疼痛緩和や悪性リンパ腫の治療が新規に開始されたが,甲状腺癌及び甲状腺機能亢進症の131I治療も増加し,全体では62%増え...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inRADIOISOTOPES Vol. 62; no. 11; p. 877
Main Author 日本アイソトープ協会, 医学・薬学部会全国核医学診療実態調査専門委員会
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本アイソトープ協会 2013
Online AccessGet full text
ISSN0033-8303
1884-4111
DOI10.3769/radioisotopes.62.877

Cover

More Information
Summary:日本アイソトープ協会では1982年から5年ごとに専門委員会を設けて全国核医学診療実態調査を行っており,今回,第7回アンケート調査を2012年6月に行った。年間推定件数はPET検査を除くインビボ検査が約115万件で,前回2007年より19%減少した。インビボ検査で最も多かったのは前回同様,骨シンチグラフィであり,心筋,脳血流がそれに続いた。PET検査は約58万件と前回より40%増加したが,デリバリーによるFDG-PET検査の増加によるところが大きかった。非密封RI治療は骨転移性疼痛緩和や悪性リンパ腫の治療が新規に開始されたが,甲状腺癌及び甲状腺機能亢進症の131I治療も増加し,全体では62%増えた。インビトロ検査は1992年調査以来減少が続いた。
ISSN:0033-8303
1884-4111
DOI:10.3769/radioisotopes.62.877