建築家と構造エンジニアのコラボレーションにより創造された建築の評価手法の提案

創造的な建築にはコラボレーションが必要と考えられる。しかしコラボレーションに着目した建築の研究は希少である。そのため効果や価値を理解し、評価できればデザインの要素になると考えられる。本研究は建築家と構造エンジニアのコラボレーションを対象とする。近代に誕生した構造エンジニアの職能をその起源から定義しコラボレーションの目的を定め、定量的に評価する手法ASCs (Architect-Structural Engineer Collaboration sheet)を開発する。そして造形的で構造エンジニアの役割が大きいと考えられるビルバオのグッゲンハイム美術館と国立代々木競技場を評価する。結果、コラボレ...

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Published in日本創造学会論文誌 Vol. 27; pp. 39 - 52
Main Authors 金田, 充弘, 猪田, 大介
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本創造学会 2024
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ISSN1349-2454
2433-4588
DOI10.24578/japancreativity.27.0_39

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Summary:創造的な建築にはコラボレーションが必要と考えられる。しかしコラボレーションに着目した建築の研究は希少である。そのため効果や価値を理解し、評価できればデザインの要素になると考えられる。本研究は建築家と構造エンジニアのコラボレーションを対象とする。近代に誕生した構造エンジニアの職能をその起源から定義しコラボレーションの目的を定め、定量的に評価する手法ASCs (Architect-Structural Engineer Collaboration sheet)を開発する。そして造形的で構造エンジニアの役割が大きいと考えられるビルバオのグッゲンハイム美術館と国立代々木競技場を評価する。結果、コラボレーションの目的に見合う効果の大きさに差が表れ、2つの違いをコラボレーションの観点から説明した。
ISSN:1349-2454
2433-4588
DOI:10.24578/japancreativity.27.0_39