COVID-19流行下における公衆衛生看護学実習の実践からの一考察

「I. はじめに」保健師助産師看護師学校要請書指定規則において, 保健師養成の教育内容は, 保健所・市町村を含む臨地実習が必要であると定められている. しかしながら, 今年度は新型コロナウィルス感染症 (以下, COVID-19) の影響で前期に予定していた5月~6月の3週間の某村保健センターにおける「公衆衛生看護学実習III」の実習の機会が制限されることになった. 文部科学省では, 演習などの代替措置による知識・技能の習得について通知がなされているところであるが, 保健師課程の教育については, 地域特性の理解や地域の住民に直接実施する個別指導や健康教育といった実践的な内容を習得させるには,...

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Published in大和大学研究紀要 = Journal of Yamato University Vol. 7; no. 7; pp. 17 - 19
Main Author 志野泰子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 大和大学 15.03.2021
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ISSN2432-5597

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Summary:「I. はじめに」保健師助産師看護師学校要請書指定規則において, 保健師養成の教育内容は, 保健所・市町村を含む臨地実習が必要であると定められている. しかしながら, 今年度は新型コロナウィルス感染症 (以下, COVID-19) の影響で前期に予定していた5月~6月の3週間の某村保健センターにおける「公衆衛生看護学実習III」の実習の機会が制限されることになった. 文部科学省では, 演習などの代替措置による知識・技能の習得について通知がなされているところであるが, 保健師課程の教育については, 地域特性の理解や地域の住民に直接実施する個別指導や健康教育といった実践的な内容を習得させるには, 可成りの工夫が必要である. 本大学においても予定していた4週間の実習のうち2週間をオンラインでの代替実習で行うこととした.
ISSN:2432-5597