第14回頻拍症力ンファランス 心房細動のアブレーション 高周波ホットバルーンカテーテルによる心房細動の治療

心房細動は脳梗塞をおこし半身不随をきたす恐るべき不整脈であるが,その決定的な治療法はまだない.薬物抵抗性の場合,従来の電極カテーテルを用いたアプレーションが行われているが,多数回の通電を要し,手技時間も透視時間も長く,かなりの合併症も報告されている.そこで,心房細動の発生源を焼灼する新しい高周波ホットバルーンカテーテルを開発し,実験と臨床研究を重ねた結果,本カテーテルは安全かつ短時間に心房細動の発生源を焼灼することができ,患者さんにとって福音となる治療法である可能性があると考えられる....

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Published in心臓 Vol. 38; no. 11; pp. 1129 - 1133
Main Authors 佐竹, 修太郎, 曽原, 寛, 日浦, 教和, 田中, 一司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本心臓財団 2006
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Summary:心房細動は脳梗塞をおこし半身不随をきたす恐るべき不整脈であるが,その決定的な治療法はまだない.薬物抵抗性の場合,従来の電極カテーテルを用いたアプレーションが行われているが,多数回の通電を要し,手技時間も透視時間も長く,かなりの合併症も報告されている.そこで,心房細動の発生源を焼灼する新しい高周波ホットバルーンカテーテルを開発し,実験と臨床研究を重ねた結果,本カテーテルは安全かつ短時間に心房細動の発生源を焼灼することができ,患者さんにとって福音となる治療法である可能性があると考えられる.
ISSN:0586-4488
2186-3016
DOI:10.11281/shinzo1969.38.11_1129