火成活動を通時的に理解するための中学校理科の探究的学習プログラムの開発―単元計画の工夫と生徒実験を活用したW型問題解決モデルの適用

中学校理科での火成岩に関する各学習項目をマグマの一連の冷却過程の中で通時的に関連付けて配置し,生徒の探究的な活動を組み入れたW型問題解決モデルと親和性の高い学習プログラムの開発とその実践的検討を行った.生徒と指導者が双方向に関わりながら探究的な活動を繰り返し行い,生徒自身が計画・実施した実験を通して,生徒は斑状組織のでき方をマグマの動きと関連付けて考察した.その結果,約9割の生徒がステージ間連携段階の理解に至ったと判断された....

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Published in地学教育 Vol. 74; no. 2; pp. 75 - 88
Main Authors 杉田, 泰一, 山崎, 博史, 武永, 有岐子, 松浦, 拓也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本地学教育学会 25.06.2022
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ISSN0009-3831
2423-8953
DOI10.18904/chigakukyoiku.74.2_75

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Summary:中学校理科での火成岩に関する各学習項目をマグマの一連の冷却過程の中で通時的に関連付けて配置し,生徒の探究的な活動を組み入れたW型問題解決モデルと親和性の高い学習プログラムの開発とその実践的検討を行った.生徒と指導者が双方向に関わりながら探究的な活動を繰り返し行い,生徒自身が計画・実施した実験を通して,生徒は斑状組織のでき方をマグマの動きと関連付けて考察した.その結果,約9割の生徒がステージ間連携段階の理解に至ったと判断された.
ISSN:0009-3831
2423-8953
DOI:10.18904/chigakukyoiku.74.2_75