大学生・大学院生子ども虐待防止MDT(多分野横断チーム)研修と医学教育

1) 医学教育の中で福祉領域について学ぶことは,将来 "人をみる" 医師になる上で非常に重要である.医療・福祉の関連で最も特徴的な子ども虐待対応や支援においては,多分野協働が必須であるが課題が多い現状がある. 2) 将来現場で働く際に必要な連携・協働について学生時代からの教育が必要であると考え,平成18年度より様々な分野の大学生・大学院生を対象に「子ども虐待防止MDT(多分野横断チーム)研修」を行っている. 3) 参加学生の80%以上が役に立ったという感想を持ち,また,医学系学生ばかりでなく,他分野の学生にとっても医学系学生がいることが研修意義を高めていることがうかがえた....

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Published in医学教育 Vol. 41; no. 3; pp. 195 - 199
Main Authors 小林, 登, 川崎, 二三彦, 増沢, 高, 大川, 浩明, 南山, 今日子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医学教育学会 2010
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Summary:1) 医学教育の中で福祉領域について学ぶことは,将来 "人をみる" 医師になる上で非常に重要である.医療・福祉の関連で最も特徴的な子ども虐待対応や支援においては,多分野協働が必須であるが課題が多い現状がある. 2) 将来現場で働く際に必要な連携・協働について学生時代からの教育が必要であると考え,平成18年度より様々な分野の大学生・大学院生を対象に「子ども虐待防止MDT(多分野横断チーム)研修」を行っている. 3) 参加学生の80%以上が役に立ったという感想を持ち,また,医学系学生ばかりでなく,他分野の学生にとっても医学系学生がいることが研修意義を高めていることがうかがえた.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.41.195