BNCTの線量評価/治療計画

BNCTの線量評価は,まずホウ素(10B)と中性子との反応によって生じるホウ素線量を評価する。さらに生体組織を構成する窒素や水素と中性子との反応で生じる線量や,ビームに混入するγ線による付随線量も評価しなければならない。中性子の粒子挙動は複雑であるため,BNCTの線量評価にはモンテカルロ法が用いられる。したがってBNCT用の治療計画システムには開発当初からモンテカルロ線量計算エンジンが実用化されている。...

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Published inRADIOISOTOPES Vol. 64; no. 1; pp. 37 - 46
Main Author 熊田, 博明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本アイソトープ協会 2015
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ISSN0033-8303
1884-4111
DOI10.3769/radioisotopes.64.37

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Summary:BNCTの線量評価は,まずホウ素(10B)と中性子との反応によって生じるホウ素線量を評価する。さらに生体組織を構成する窒素や水素と中性子との反応で生じる線量や,ビームに混入するγ線による付随線量も評価しなければならない。中性子の粒子挙動は複雑であるため,BNCTの線量評価にはモンテカルロ法が用いられる。したがってBNCT用の治療計画システムには開発当初からモンテカルロ線量計算エンジンが実用化されている。
ISSN:0033-8303
1884-4111
DOI:10.3769/radioisotopes.64.37