日本新産種Gymnopus densilamellatus(ハラタケ目,ツキヨタケ科)
日本新産のモリノカレバタケ属菌Gymnopus densilamellatus(ミツヒダニオイカレバタケ,新称)を,新潟県産標本に基づき形態的特徴の記載と図を添えて報告した.本菌の子実体は異臭を発し,白色型と褐色型の2型があり,ひだが緻密である点が特徴である.核rDNA ITS領域の系統解析により,日本と韓国産標本の配列は単系統群を,本菌が朝鮮半島から日本列島へ連続的に分布することが示された....
Saved in:
Published in | 日本菌学会会報 Vol. 62; no. 2; pp. 101 - 109 |
---|---|
Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本菌学会
01.11.2021
|
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0029-0289 2424-1296 |
DOI | 10.18962/jjom.jjom.R02-19 |
Cover
Summary: | 日本新産のモリノカレバタケ属菌Gymnopus densilamellatus(ミツヒダニオイカレバタケ,新称)を,新潟県産標本に基づき形態的特徴の記載と図を添えて報告した.本菌の子実体は異臭を発し,白色型と褐色型の2型があり,ひだが緻密である点が特徴である.核rDNA ITS領域の系統解析により,日本と韓国産標本の配列は単系統群を,本菌が朝鮮半島から日本列島へ連続的に分布することが示された. |
---|---|
ISSN: | 0029-0289 2424-1296 |
DOI: | 10.18962/jjom.jjom.R02-19 |