食鳥処理場で分離されたSalmonellaTyphimuriumの薬剤感受性およびdefinitive phage type 104の検出

岩手県内の食鳥処理場において, 1997年6月~1999年2月にブロイラー鶏の盲腸便およびと体拭き取り検体から分離されたSalmonellaTyphimurium 36株について, テトラサイクリン (TC), アンピシリン (ABPC), クロラムフェニコール (CP), カナマイシン (KM), ナリジクス酸 (NA), スルファメトキサゾール・トリメトプリム合剤 (SXT), ストレプトマイシン (SM), ホスホマイシン (FOM), ノルフロキサシン (NFLX) の9薬剤に対する感受性試験を行った.30株 (83.3%) で複数の薬剤に対する耐性が認められ, 平均では3剤に対して耐...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本獣医師会雑誌 Vol. 54; no. 10; pp. 797 - 800
Main Authors 高橋, 朱実, 梶田, 弘子, 瀬川, 俊夫, 白岩, 利恵子, 藤田, 紀弥, 平賀, 雅之, 大島, 寛一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本獣医師会 2001
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:岩手県内の食鳥処理場において, 1997年6月~1999年2月にブロイラー鶏の盲腸便およびと体拭き取り検体から分離されたSalmonellaTyphimurium 36株について, テトラサイクリン (TC), アンピシリン (ABPC), クロラムフェニコール (CP), カナマイシン (KM), ナリジクス酸 (NA), スルファメトキサゾール・トリメトプリム合剤 (SXT), ストレプトマイシン (SM), ホスホマイシン (FOM), ノルフロキサシン (NFLX) の9薬剤に対する感受性試験を行った.30株 (83.3%) で複数の薬剤に対する耐性が認められ, 平均では3剤に対して耐性であった.また, 盲腸便より分離された1株は多剤耐性S. Typhimurium definitive phage type 104 (DT104) と確認された.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.54.797