基板面内電界により配向制御されたベント型液晶の分極反転挙動

屈曲型分子の液晶相は、特異な性質により注目を集めているが、棒状分子液晶の配向手段である配向膜のラビングでは配向せず、詳細な物性測定が困難であった。近年、当研究室で、液晶セルの面内方向に電場(横電界)を印加することで屈曲型分子液晶相のB2相の配向に成功した。水平電極が基板垂直方向の電場(縦電界)を遮蔽するため、分極反転を確認出来なかったが、本研究では、特殊な形状の電極(櫛形電極)を用いて、横電界による配向後、縦電界印加による分極反転を確認した。...

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Published in日本液晶学会討論会講演予稿集 p. 150
Main Authors 西田, 光志, 高西, 陽一, 石川, 謙, 松木, ゆみ, 亀山, 健司, 杉本, 浩之, 鴇田, 才明, 竹添, 秀男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本液晶学会 2004
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Summary:屈曲型分子の液晶相は、特異な性質により注目を集めているが、棒状分子液晶の配向手段である配向膜のラビングでは配向せず、詳細な物性測定が困難であった。近年、当研究室で、液晶セルの面内方向に電場(横電界)を印加することで屈曲型分子液晶相のB2相の配向に成功した。水平電極が基板垂直方向の電場(縦電界)を遮蔽するため、分極反転を確認出来なかったが、本研究では、特殊な形状の電極(櫛形電極)を用いて、横電界による配向後、縦電界印加による分極反転を確認した。
Bibliography:PA14
ISSN:1880-3490
2432-5988
DOI:10.11538/ekitou.2004.0.150.0