TriSプレート用いた脛骨顆外反骨切り術(TCVO)におけるプレート設置位置についての検討

脛骨顆外反骨切り術(TCVO)に対してTriSプレートを用いた症例に対して,術後撮影したCTを用いプレートの設置位置,近位後方スクリュー角度,プレートと脛骨との接触程度を調査して,高位脛骨骨きり術(HTO)群と比較した.プレート設置位置はTCVO群で有意に前方寄りであった.近位後方スクリュー角度は有意差はないもののTCVO群のほうがHTO群よりやや大きい数値を示した.プレートの非接触面積ではTCVO群のほうがHTO群より有意差を持って大きく,Plateがより骨にfitしていない可能性が考えられた....

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Published in整形外科と災害外科 Vol. 68; no. 3; pp. 418 - 420
Main Authors 松田, 倫明, 富村, 奈津子, 前之園, 健太, 吉野, 伸司, 恒吉, 康弘, 川内, 義久, 川畑, 英之, 前田, 昌隆
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 西日本整形・災害外科学会 25.09.2019
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ISSN0037-1033
1349-4333
DOI10.5035/nishiseisai.68.418

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Summary:脛骨顆外反骨切り術(TCVO)に対してTriSプレートを用いた症例に対して,術後撮影したCTを用いプレートの設置位置,近位後方スクリュー角度,プレートと脛骨との接触程度を調査して,高位脛骨骨きり術(HTO)群と比較した.プレート設置位置はTCVO群で有意に前方寄りであった.近位後方スクリュー角度は有意差はないもののTCVO群のほうがHTO群よりやや大きい数値を示した.プレートの非接触面積ではTCVO群のほうがHTO群より有意差を持って大きく,Plateがより骨にfitしていない可能性が考えられた.
ISSN:0037-1033
1349-4333
DOI:10.5035/nishiseisai.68.418