症例 心臓再同期療法の至適設定においてインピーダンス・カルディオグラムが有用であった1例
両室ペーシングによる心臓再同期療法(CRT)は,脚ブロックを呈する重症心不全に有効な治療法であることが示されている.しかし,CRTの至適設定に至る指標としては,ドップラー心エコー法を用いた方法などが報告されているが,いまだ明確ではない.今回我々は,重症の虚血性心筋症に対してCRTを行い,インピーダンス・カルディオグラム(ICG)と心臓超音波検査を用い,AV時間の至適設定を行った.ICGは非侵襲的に心拍出量の評価が可能であり,CRTの至適設定に有用な方法と考えられた....
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Published in | 心臓 Vol. 36; no. 10; pp. 675 - 680 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本心臓財団
2004
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Subjects | |
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Summary: | 両室ペーシングによる心臓再同期療法(CRT)は,脚ブロックを呈する重症心不全に有効な治療法であることが示されている.しかし,CRTの至適設定に至る指標としては,ドップラー心エコー法を用いた方法などが報告されているが,いまだ明確ではない.今回我々は,重症の虚血性心筋症に対してCRTを行い,インピーダンス・カルディオグラム(ICG)と心臓超音波検査を用い,AV時間の至適設定を行った.ICGは非侵襲的に心拍出量の評価が可能であり,CRTの至適設定に有用な方法と考えられた. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo1969.36.10_675 |