高速液体クロマトグラフィーによるベニテングタケ中のイボテン酸及びムッシモールの定量

毒キノコのベニテングタケに含有され,中枢神経系に作用するイソキサゾール化合物のイボテン酸とムッシモールの高速液体クロマトグラフィーによる分析法を検討した。カラムはアミノプロピル基を化学結合したShim-pack P NH2-10/S2504を用い,0.01Mリン酸塩緩衝液(pH4.5)-メタノール(30:70)を移動相とし,220nmで検出した。陰イオン交換樹脂及びアルミナを積層したシリカゲルカラムによる前処理を行うことにより混在物の影響もなく,精度良くイボテン酸,ムッシモールの同時定量が可能である。...

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Published in分析化学 Vol. 34; no. 4; pp. 161 - 165
Main Authors 込山, 茂久, 山浦, 由郎, 中澤, 裕之, 藤田, 昌彦, 椛澤, 洋三
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本分析化学会 01.04.1985
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Summary:毒キノコのベニテングタケに含有され,中枢神経系に作用するイソキサゾール化合物のイボテン酸とムッシモールの高速液体クロマトグラフィーによる分析法を検討した。カラムはアミノプロピル基を化学結合したShim-pack P NH2-10/S2504を用い,0.01Mリン酸塩緩衝液(pH4.5)-メタノール(30:70)を移動相とし,220nmで検出した。陰イオン交換樹脂及びアルミナを積層したシリカゲルカラムによる前処理を行うことにより混在物の影響もなく,精度良くイボテン酸,ムッシモールの同時定量が可能である。
ISSN:0525-1931
DOI:10.2116/bunsekikagaku.34.4_161