ガスクロマトグラフィーによる鶏ふん乾燥排ガス中の含イオウ化合物および脂肪族アミン類の分析
鶏ふん乾燥排ガス中の含イオウ化合物および脂肪族アミン類のガスクロマトグラフ分析を検討した.試料調製法としては液体酸素による直接コールドトラップ法と0.5%ホウ酸水溶液での化学的トラップ法を試みた. 直接コールドトラップ法と炎光光度検出器で,硫化水素,メチルメルカプタンを含む,少なくとも10種の含イオウ化合物が同定された.代表的な含イオウ化合物の検出濃度は,それぞれ,硫化水素(0.4ppm),メチルメルカプタン(1.2ppm),硫化メチルとして(0.1ppm)であった. 化学的トラップ法の場合には,分析試料はトラップされた試料を40%水酸化ナトリウム水溶液で分解し,引き続き,コールドトラップ法と...
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Published in | 分析化学 Vol. 23; no. 8; pp. 917 - 923 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本分析化学会
01.08.1974
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Summary: | 鶏ふん乾燥排ガス中の含イオウ化合物および脂肪族アミン類のガスクロマトグラフ分析を検討した.試料調製法としては液体酸素による直接コールドトラップ法と0.5%ホウ酸水溶液での化学的トラップ法を試みた. 直接コールドトラップ法と炎光光度検出器で,硫化水素,メチルメルカプタンを含む,少なくとも10種の含イオウ化合物が同定された.代表的な含イオウ化合物の検出濃度は,それぞれ,硫化水素(0.4ppm),メチルメルカプタン(1.2ppm),硫化メチルとして(0.1ppm)であった. 化学的トラップ法の場合には,分析試料はトラップされた試料を40%水酸化ナトリウム水溶液で分解し,引き続き,コールドトラップ法と水素炎イオン化型検出器で検出した.この方法では,トリメチルァミンとして0.02ppmを含む,少なくとも7種の脂肪族アミン類が同定された. |
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ISSN: | 0525-1931 |
DOI: | 10.2116/bunsekikagaku.23.917 |