シングルフォトンRCTの定量化についての検討 体輪郭の描出法

シングルフォトンRCT (radionuclide computed tomography) の定量化について検討した。再構成計算法は遂次近似法を用いた。体内の減衰係数が一定と仮定できる部位では, 求めた体輪郭そのもので吸収補正が左右される。輪郭の描出法には文献的な方法も含め, XCTの利用, γ線源によるトランスミッションデータの利用, 患者体内からのコンプトン散乱線の利用が考えられる。前2者は確実に求められるが, 散乱線を利用する方法はうまくいかなかった。...

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Published inRADIOISOTOPES Vol. 32; no. 7; pp. 323 - 329
Main Authors 秋山, 芳久, 小圷, 正木, 油井, 信春, 木下, 富士美, 佐方, 周防
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本アイソトープ協会 01.07.1983
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ISSN0033-8303
1884-4111
DOI10.3769/radioisotopes.32.7_323

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Summary:シングルフォトンRCT (radionuclide computed tomography) の定量化について検討した。再構成計算法は遂次近似法を用いた。体内の減衰係数が一定と仮定できる部位では, 求めた体輪郭そのもので吸収補正が左右される。輪郭の描出法には文献的な方法も含め, XCTの利用, γ線源によるトランスミッションデータの利用, 患者体内からのコンプトン散乱線の利用が考えられる。前2者は確実に求められるが, 散乱線を利用する方法はうまくいかなかった。
ISSN:0033-8303
1884-4111
DOI:10.3769/radioisotopes.32.7_323