沈降法による粒度測定におけるRI-X線透過法の利用
液相沈降法による粉体粒度の測定にRI-X線透過法を応用し, その適用性について検討した。w'を次式で定義し w'= (μ/ρ) l/ (μ/ρ) s-ρl/ρs ここで (μ/ρ) はX線吸収係数, ρは密度, サフィックスlとsはそれぞれ分散媒と試料を表す。 C0'を分散媒中の試料の重量含有率とすると, 測定精度は主としてC0'w'および線源強度によって決定される。w'値の大きな線源としては55Fe, 238Pu, 109Cdなどがあるが, 最適なX線透過距離LoptはμlLopt2/ (1+C0'w') の関係...
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Published in | RADIOISOTOPES Vol. 25; no. 9; pp. 534 - 539 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本アイソトープ協会
01.09.1976
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ISSN | 0033-8303 1884-4111 |
DOI | 10.3769/radioisotopes.25.9_534 |
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Summary: | 液相沈降法による粉体粒度の測定にRI-X線透過法を応用し, その適用性について検討した。w'を次式で定義し w'= (μ/ρ) l/ (μ/ρ) s-ρl/ρs ここで (μ/ρ) はX線吸収係数, ρは密度, サフィックスlとsはそれぞれ分散媒と試料を表す。 C0'を分散媒中の試料の重量含有率とすると, 測定精度は主としてC0'w'および線源強度によって決定される。w'値の大きな線源としては55Fe, 238Pu, 109Cdなどがあるが, 最適なX線透過距離LoptはμlLopt2/ (1+C0'w') の関係式で決まるので, 55Feのようなμlのあまり大きな線源は適当ではない。 109Cdを用いて, PbO2など原子番号の高いものから, フラィアッシュ, Al2O3など原子番号の低いものまでの粒度分布が測定された。 |
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ISSN: | 0033-8303 1884-4111 |
DOI: | 10.3769/radioisotopes.25.9_534 |