キツネノカラカサ属(Genus Lepiota)の2つの日本新産種L. ignivolvataとL. clypeolarioidesならびにL. clypeolariaとL. magnisporaの和名に関する提唱

主として関東地方で採集したキツネノカラカサタケ属ワタカラカサタケ節の特徴を示す菌類について,それらの形態,核rDNA ITS領域の塩基配列を調べた.その結果,ワタカラカサタケ節に属するLepiota ignivolvata,及びナカグロキツネノカラカサ節に属するL. clypeolarioidesを日本新産種として報告した.また採集標本に基づいて日本産既知種であるL. clypeolariaとL. magnisporaについても記載するとともに,対応する和名に関して提案した....

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Published in日本菌学会会報 Vol. 66; no. 1; pp. 25 - 34
Main Authors 村上, 哲明, 丸山, 厚吉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本菌学会 01.05.2025
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ISSN0029-0289
2424-1296
DOI10.18962/jjom.jjom.R5-3

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Summary:主として関東地方で採集したキツネノカラカサタケ属ワタカラカサタケ節の特徴を示す菌類について,それらの形態,核rDNA ITS領域の塩基配列を調べた.その結果,ワタカラカサタケ節に属するLepiota ignivolvata,及びナカグロキツネノカラカサ節に属するL. clypeolarioidesを日本新産種として報告した.また採集標本に基づいて日本産既知種であるL. clypeolariaとL. magnisporaについても記載するとともに,対応する和名に関して提案した.
ISSN:0029-0289
2424-1296
DOI:10.18962/jjom.jjom.R5-3