北京二龍間住宅緑地における年齢層別利用実態とその特徴及び予測について

住宅緑地の設計において, その緑地をどの年齢層の利用者がどのように利用するのかを正確に予測し, さらに, その後の整備の方針を検討するため, 中国北京二龍間住宅地内の願園を事例として取り上げた。まず, 現地調査とアンケートより, 年齢層別に利用者のグループ構成, 利用頻度, 利用時間帯, 利用施設, 滞留場所についての利用実態を検討した。次に, F値と危険率0.05以下の相関を認める利用頻度と年齢層との関数式を求めた。その結果, 選択肢別に利用頻度と年齢層の関係, 動き, 分布の特徴が明らかになった。また, 一ケ月の年齢層別の利用回数とその利用者数の予測ができた。最後に調査対象地に対して, 今...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inランドスケープ研究 Vol. 59; no. 5; pp. 237 - 240
Main Author 章, 俊華
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本造園学会 29.03.1996
Online AccessGet full text
ISSN1340-8984
1348-4559
DOI10.5632/jila.59.5_237

Cover

More Information
Summary:住宅緑地の設計において, その緑地をどの年齢層の利用者がどのように利用するのかを正確に予測し, さらに, その後の整備の方針を検討するため, 中国北京二龍間住宅地内の願園を事例として取り上げた。まず, 現地調査とアンケートより, 年齢層別に利用者のグループ構成, 利用頻度, 利用時間帯, 利用施設, 滞留場所についての利用実態を検討した。次に, F値と危険率0.05以下の相関を認める利用頻度と年齢層との関数式を求めた。その結果, 選択肢別に利用頻度と年齢層の関係, 動き, 分布の特徴が明らかになった。また, 一ケ月の年齢層別の利用回数とその利用者数の予測ができた。最後に調査対象地に対して, 今後の整備方針に提言を試みた。
ISSN:1340-8984
1348-4559
DOI:10.5632/jila.59.5_237