3 取り組み事例 千葉大学の場合

2007年から開始された千葉大学亥鼻IPEの受講学生はのべ5,679人,亥鼻IPEを受講した看護学部335人,医学部197人,薬学部(薬学科:薬剤師養成課程)84人,合計616人が卒業した.本報告では,亥鼻IPEの概要及び実績と,改善経過について述べる.  構成要素6項目からなる専門職連携コンピテンシーを研究的に開発した.これに基づき,Step1からStep4まで新たな学習到達目標の設定を行い,マトリックスを作成した.そこで学習到達目標に合わせた行動目標を設定し,学習内容および評価方法を洗練したことにより,千葉大学亥鼻IPEは自己主導型学習促進のための学習環境整備が整った.それに伴い,教職員の...

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Published in医学教育 Vol. 45; no. 3; pp. 153 - 162
Main Authors 前田, 崇, 酒井, 郁子, 関根, 祐子, 山田, 響子, 朝比奈, 真由美, 黒河内, 仙奈
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医学教育学会 2014
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ISSN0386-9644
2185-0453
DOI10.11307/mededjapan.45.3_153

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Summary:2007年から開始された千葉大学亥鼻IPEの受講学生はのべ5,679人,亥鼻IPEを受講した看護学部335人,医学部197人,薬学部(薬学科:薬剤師養成課程)84人,合計616人が卒業した.本報告では,亥鼻IPEの概要及び実績と,改善経過について述べる.  構成要素6項目からなる専門職連携コンピテンシーを研究的に開発した.これに基づき,Step1からStep4まで新たな学習到達目標の設定を行い,マトリックスを作成した.そこで学習到達目標に合わせた行動目標を設定し,学習内容および評価方法を洗練したことにより,千葉大学亥鼻IPEは自己主導型学習促進のための学習環境整備が整った.それに伴い,教職員のIPE参加が増加するなどの波及効果が明らかとなった.  今後は,臨地実習におけるIPEプログラムの開発及び基礎教育と継続教育のIPEの連動を行っていく予定である.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.45.3_153