イワシ棒受網漁業の水揚げ物の多様度が選別作業時間に与える影響

イワシ棒受網漁業の水揚げ量と種組成が選別作業時間に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。阿久根漁港において各漁船の選別開始・終了時刻と選別作業人数を記録した。北さつま漁協の水揚げ伝票から調査対象船の魚種およびサイズ別の水揚げ量を解析し,水揚げ物組成をシンプソン指数で示した。水揚げ量と選別作業時間の関係式から,水揚げ量が2,000 kgでシンプソン指数が0.1未満,0.1以上0.2未満,0.2以上0.3未満,0.3以上0.4未満,0.4以上0.5未満,0.5以上0.6未満,0.6以上の時,選別作業時間はそれぞれ0.7, 0.8, 1.1, 1.2, 1.9, 2.2, 3.4時間になると考え...

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Published in日本水産工学会誌 Vol. 59; no. 3; pp. 171 - 178
Main Authors 吉田, 侑矢, 江幡, 恵吾, 新町, 利昭
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 日本水産工学会 15.02.2023
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Summary:イワシ棒受網漁業の水揚げ量と種組成が選別作業時間に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。阿久根漁港において各漁船の選別開始・終了時刻と選別作業人数を記録した。北さつま漁協の水揚げ伝票から調査対象船の魚種およびサイズ別の水揚げ量を解析し,水揚げ物組成をシンプソン指数で示した。水揚げ量と選別作業時間の関係式から,水揚げ量が2,000 kgでシンプソン指数が0.1未満,0.1以上0.2未満,0.2以上0.3未満,0.3以上0.4未満,0.4以上0.5未満,0.5以上0.6未満,0.6以上の時,選別作業時間はそれぞれ0.7, 0.8, 1.1, 1.2, 1.9, 2.2, 3.4時間になると考えられた。
ISSN:0916-7617
2189-7131
DOI:10.18903/fisheng.59.3_171