長野県におけるPythium arrhenomanesによるイネ苗立枯病の発生とメタラキシルに対する薬剤感受性
2006~2010年に長野県内で発生したイネ苗立枯症状を示す苗から分離したPythium属菌21菌株はいずれもイネ苗立枯病菌の一種であるPythium arrhenomanesであった。メタラキシルに対する感受性は,2地点から分離された8菌株が耐性であった。メタラキシル耐性菌株を感染源に用いて,ヒドロキシイソキサゾール・メタラキシル剤の発病抑制程度を検討した結果,防除効果は低下傾向を示した。...
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Published in | 関東東山病害虫研究会報 Vol. 2012; no. 59; pp. 127 - 130 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
関東東山病害虫研究会
2012
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Online Access | Get full text |
ISSN | 1347-1899 1884-2879 |
DOI | 10.11337/ktpps.2012.127 |
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Summary: | 2006~2010年に長野県内で発生したイネ苗立枯症状を示す苗から分離したPythium属菌21菌株はいずれもイネ苗立枯病菌の一種であるPythium arrhenomanesであった。メタラキシルに対する感受性は,2地点から分離された8菌株が耐性であった。メタラキシル耐性菌株を感染源に用いて,ヒドロキシイソキサゾール・メタラキシル剤の発病抑制程度を検討した結果,防除効果は低下傾向を示した。 |
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ISSN: | 1347-1899 1884-2879 |
DOI: | 10.11337/ktpps.2012.127 |