症例 Vineberg手術後の狭心症再発に対しAortocoronary Bypass手術が奏効した1例

左室前壁へのViReberg手術後3年目の狭心症再発に対し,aortocoronary bypass手術を施行し. 良好な経過をたどった48歳男子の1例を報告した. 選択的冠状動脈造影により, 右冠状動脈に新たに認められた完全閉塞が再発作の原因と考え, 右冠状動脈への A-C bypass手術を施行し成功を収めた. このような再発例に対しても,手術適応を, 冠状動脈造影ならびに左心機能の面から充分に吟味するならぽ, byPkss手術などの直達療法が可能であることを強調するとともに, 適応があれば積極的に直達手術を実施すべきものと考える....

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Published in心臓 Vol. 6; no. 10; pp. 1471 - 1477
Main Authors 岡田, 昌義, 上辻, 浩夫, 関, 正博, 麻田, 栄
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本心臓財団 1974
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Summary:左室前壁へのViReberg手術後3年目の狭心症再発に対し,aortocoronary bypass手術を施行し. 良好な経過をたどった48歳男子の1例を報告した. 選択的冠状動脈造影により, 右冠状動脈に新たに認められた完全閉塞が再発作の原因と考え, 右冠状動脈への A-C bypass手術を施行し成功を収めた. このような再発例に対しても,手術適応を, 冠状動脈造影ならびに左心機能の面から充分に吟味するならぽ, byPkss手術などの直達療法が可能であることを強調するとともに, 適応があれば積極的に直達手術を実施すべきものと考える.
ISSN:0586-4488
2186-3016
DOI:10.11281/shinzo1969.6.10_1471