能登半島で採集されたブユ属ヒムロブユ亜属の1新種について

石川県能登半島の一細流において採集されたブユ属ヒムロブユ亜属の1新種Simulium (Hellichiella) notoense sp. nov.の雌成虫および蛹を記載した.本亜属の既知種は全北区に分布しているが,本種は我が国からは2番目の種である. 本種は蛹の呼吸糸が2対4本で,側面からみて,各々の対の柄部が基部においてほぼ直角に広がっていることで本亜属の他の既知種とは容易に区別される....

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Published inMedical Entomology and Zoology Vol. 62; no. 1; pp. 31 - 38
Main Authors 高岡, 宏行, 斎藤, 一三
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 日本衛生動物学会 2011
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Summary:石川県能登半島の一細流において採集されたブユ属ヒムロブユ亜属の1新種Simulium (Hellichiella) notoense sp. nov.の雌成虫および蛹を記載した.本亜属の既知種は全北区に分布しているが,本種は我が国からは2番目の種である. 本種は蛹の呼吸糸が2対4本で,側面からみて,各々の対の柄部が基部においてほぼ直角に広がっていることで本亜属の他の既知種とは容易に区別される.
ISSN:0424-7086
2185-5609
DOI:10.7601/mez.62.31